1968-09-17 第59回国会 衆議院 建設委員会 第2号
しかし、この河川の両岸とも非常に家屋が迫っておりまして、大幅に川幅を広げるということもできませんし、堤防を極端に上げるといいましても、道路の関係等もあって限度があるということで、根本治水としては、やはり上流部にもう一本放水路を江戸川のほうに引っぱりたい。五カ年計画においてできるだけその推進をはかってまいりたい。そういった暫定的な問題と恒久的な問題とからませてやっていきたい。
しかし、この河川の両岸とも非常に家屋が迫っておりまして、大幅に川幅を広げるということもできませんし、堤防を極端に上げるといいましても、道路の関係等もあって限度があるということで、根本治水としては、やはり上流部にもう一本放水路を江戸川のほうに引っぱりたい。五カ年計画においてできるだけその推進をはかってまいりたい。そういった暫定的な問題と恒久的な問題とからませてやっていきたい。
その半分はもうこれで今年は出さぬと、そういう政策をおとりになる場合に、その半分の金を今度は根本事業に持っていくのだ、そういう政策に切りかえられるならば、それはずいぶん不満もありましょうが、しかしそれによって根本治水が立ちます。でありますから、災害に対しては厳重な考えをもって、そのかわり根本事業は、今までと方針を変えて、重点的にやる、こういうふうな方針にお改めなさるお考えはないでしょうか。
根本治水でありません。河川の根本の計画でありません。従つてこれも改良をしても又災害を受ける心配がありますから、改良はもう改良として別に切離して、それからいわゆる治水の原則によつてやること。 これによつて災害復旧費は多少減じますが、併し災害復旧費を減じてどうするかというほうは、その減じた災害復旧費を以て治水事業費に充てる、こうしない以上はいわゆる災害が減らない。
あの復旧規定はもう少し根本的に直して、私なりの考えを言うならば、災害復旧は昔のように原形復旧がいいのだ、若しも災害復旧に金が残るならば、その金を以て河川改修或いは砂防、造林、根本治水に持つて行かなければならない。それをやらない以上は災害は復旧しない。
昨年の水害に鑑みても砂防を施行した場所は完全に水害を防止しているとこういう事実を御覧になつても、如何に日本の今後の根本治水に砂防が重大であるかということは、これは世人がよく知つているのであります。それにもかかわらず、その点を重視しておられないというのはどういうわけなんですか。
それで私は立て方が、年次計画というものは、十年、二十年の後のものは、それは継続費と言いながら、毎年出るべき維持管理の費用を計上すべきもので、改良費或いは根本治水策というものは早くやるべきものである。こういう私は根本施策を申上げるので、それだけのことを申上げます。 それから堤防の土のことですが、これは私は実例を申上げる。常願寺川の右岸と左岸では、右岸だけに堤防を設けてどんどんやつた。
その代りその三百億は根本治水に持つて行く、そうしたほうが却つてよくはないか、こういう考えです。御承知のようにどの府県の技術官も決して災害復旧を喜びはしないのです。けれども災害復旧で参つて、雑費でもないと、自分らの直接の給料に関係しますから、その観点からも災害復旧はだんだん殖えて来ておるのです。
する請願(委員長報告) 第一六二 栃原沢川砂防工事施行に関する請願(委員長報告) 第一六三 千曲川赤坂橋架設促進に関する請願(委員長報告) 第一六四 府県道富山立山線中美女平、室堂間を有料道路とするの請願(委員長報告) 第一六五 高知、宇和島両市間直結産業道路開通に関する請願(委員長報告) 第一六六 フラヌイ川富良野橋の永久橋架替に関する請願(委員長報告) 第一六七 東京都江東地区の根本治水事業促進
よつて小貝川下流の根本治水対策は最も緊急を要するものと思います。そもそも小貝川の堤防が決壊する原因は、利根川本流が、押付の小貝川合流点の下流布川町と対岸の布佐町との間に非常に狭窄しておる部分がありまして、その上流はちようど中間のダムのような形となつて、洪水期には非常に水位が上昇するのであります。この上昇した水位が非常な勢いをもつて小貝川に向つて逆流して来るのであります。
する請願(委員長報告) 第一七四 栃原沢川砂防工事施行に関する請願(委員長報告) 第一七五 千曲川赤坂橋架設促進に関する請願(委員長報告) 第一七六 府県道富山立山線中美女平、室堂間を有料道路とするの請願(委員長報告) 第一七七 高知、宇和島両市間直結産業道路開通に関する請願(委員長報告) 第一七八 フラヌイ川富良野橋の永久橋架替に関する請願(委員長報告) 第一七九 東京都江東地区の根本治水事業促進
する請願(委員長報告) 第一八三 栃原沢川砂防工事施行に関する請願(委員長報告) 第一八四 千曲川赤坂橋架設促進に関する請願(委員長報告) 第一八五 府県道富山立山線中美女平、室堂間を有料道路とするの請願(委員長報告) 第一八六 高知、宇和島両市間直結産業道路開通に関する請願(委員長報告) 第一八七 フラヌイ川富良野橋の永久橋架替に関する請願(委員長報告) 第一八八 東京都江東地区の根本治水事業促進
今の提案者の御意見のような考え方もありますが、つまり災害復旧、又これに関連する改良工事、それに重点を置くか、治水の根本策として、それよりも先ず、そういう所は当分放棄しても止むを得ん、再び災害が起らないように根本治水に重点を置くか、この二つの考えの相違でありまして、これは各簡所々々によつて相違していますから、無論ここでどちらがいいということは言えないと思います。
田中の遊水池の問題もありますし、あるいは利根の根本治水をやらなければどうにもならぬという問題、もちろん利根上流から下流まで一定計画のもとにこれをやり遂げるということが理想でありますが、何といたしましても現在一番危險な箇所は小貝川であります。
第一一三三号) 一七七 碧南地方の災害復興費国庫負担に関する 請願(千賀康治君紹介)(第一一四四号) 一七八 蜆川改修工事促進に関する請願(千賀康 治君外一名紹介)(第一一四五号) 一七九 天龍川改修並びに三峰川、小澁川砂防工 事施行の請願(今村忠助君紹介)(第一一 五六号) 一八〇 思川に築堤並びに護岸工事施行の請願( 山口好一君紹介)(第一一七七号) 一八一 利根川根本治水対策実施
名古屋、新潟間国道改修の請願(今村忠助君紹 介)(第一一三三号) 碧南地方の災害復興費国庫負担に関する請願( 千賀康治君紹介)(第一一四四号) 蜆川改修工事促進に関する請願(千賀康治君外 一名紹介)(第一一四五号) 天龍川改修並ひに三峰川、小澁川砂防工事施行 の請願(今村忠助君紹介)(第一一五六号) 思川に築堤並びに護岸工事施工の請願(山口好 一君紹介)(第一一七七号) 利根川根本治水対策実施
災害復旧の問題並びに根本治水の問題について、九州地方を特に強く見る所存はないか、こういう御質問でございました。近年災害は、本年こそ特に九州方面に強くございましたけれども、今年におきましても数度の台風の襲来によりまして、東北地方の太平洋岸を除いては、ほとんど全部災害をこうむつたといつてもいいような状態にございます。
第二に、災害復旧工事と根本治水計画との関連性につき述べますと、従来の堤防護岸等工作物は、大正の初期において施工されたものが多く、現在その維持の不完全、もしくは復旧工事のこうやく張りのため、まつたく傷んでおります。従いまして今回の災害により、災害箇所を完全に復旧いたしますれば、従来のものよりきわめて強固な堤防ができ上ることになり、従つて下流における流下流量が増加するのは必然であります。
○目黒説明員 利根川の問題につきまして、災害復旧工事と根本治水計画との連関についてお話がありましたが、これはわれわれも日ごろから考えておることでありまして、すべて御同感であります。すべて根本治水計画の線にのつとつてやるべきであるというつもりでおるのでおります。
そこで我我進めたいのは、どうしてもその程度の仕事ではなしに利根川治水調査会で取上げた大利根川の根本治水対策も、今度は実行に移して貰いたいというのが我々の今度の狙いなんです。そういう意味において申上げたので、過去においては利根川に対して何ら措置を施さなかつたというのではなく、有効な措置は施しておつたのでやつと持ちこたえた。
こういうふうに災害が多くなつて参りますと結局國の財政といいますか、國の支出する金が決つておりまして、そのうち災害で食うということになりますと、根本治水対策が何らできないということに追い込まれて來る。
○説明員(目黒清雄君) 根本治水対策の実行如何ということでありますが、実は本年度の予算は一應根本治水策の線に、いわゆる五ヶ年計画、実行計画と申しますか、この線に沿つてやるには非常に予算が少いのであります。
やればできる災害に対して、根本治水をやつていないからそういうことになる。でありますからして、河川工事を重視し、砂防工事を軽視するとか、砂防を重視して河川を軽視するというそんな考えはありません。やはり山林から河口に至るまでどうしてもこれは余程考えなければならぬ。併し仕事には順序がある。
それから大臣が災害並びにこれが根本治水を重視することはこれは当を得た御答弁であることは有難く拜聽いたしました。そのお考えならば、引続いてお願いをし又お伺いをしたいと思います。この治山治水に対するこの内閣の考えは治山は非常に重視されておるということも存じております。併し実際予算面に現れたことを見ますると、誠に僅かな額であります。
利根川、荒川両河川の改修工事促進についての請願は、関係地方民五十三万七千余名が署名しておりまして、累年の激甚なる災害に対して、これが根本治水対策の促進に関係地方が如何に眞劍熾烈なる関心を有しているかを示すことができます。河川に関する調査を要望するものは、宮崎縣大淀川及び五ケ瀬川であります。又五ケ瀬川は直轄工事施行河川に編入するように請願しているのでございます。
利根川應急三箇年事業の急速実施につきましては根本治水計画決定の上で考えたい。しかし昭和二十三年度においても國家財政の許す限り工費の増額をはかり即定計画の重点施行に努力する考えである。霞ヶ浦北浦の洪水位低下と利根川流末の即耕地の水害防止については昭和二十三年度において相当の予算を計上して実施いたしたいと考えている。 —————————————
(一)水害復旧に対して十分なる國庫補助実行予算を計上すること(二)利根川根本治水計画を急速に樹立し、江戸川への完全な分流工事を施行すること(三)利根川應急三箇年事業を急速に施施すること(四)北利根川及び常陸川筋の改修を國直轄をもつて本年度より施行すること。
○米田説明員 利根川より東京湾に通ずる放水路の新設については、目下治水調査会において檢討中の利根川根本治水対策の一環とし鉛意研究中であるから、その決定をまつて善処する考えである。 —————————————